うちまた話。
雨の出勤、気になるのは、ズボンのすそ。
昔は舗装されてない道も多かったから、泥ハネはしょっちゅうだったが、同じように学校に行って帰る友だちの中でも、私の泥ハネはひどかった。
まったく…どんな歩き方してるんだか…
雨が降るたび、母に叱られたものだ。
大人になった今は、さすがにそんなことはない。
舗装した路面にも、晴れた日は見えない凸凹があって、凸の部分を選んで歩く。おしゃべりに夢中だった子供時代に比べれば
アタシも進歩したもんだ…
そんなことを思いつつ、水溜りをまたいだら、もうひとつ気づいて、おかしくなった。
内股になってるな
理由は分かっている。ウルトラアイだ。
NHKの科学教養番組「ウルトラアイ」。
身近な問題をテーマに、科学的な検証や実験を行い、生活の中の疑問を解決する番組だった。
見ていた私は中学生か高校生だったか、泥ハネがテーマの回があった。
その検証によると、泥ハネは、一方の足が上がるとき、反対の足につくのだという。つまり右足についたハネは、左足が上げたものなのだ。
それを防ぐには内股歩きがよい、という。
スローモーションカメラが和装女性の足元をとらえ、内股の草履の底についた泥は、みごとに左右に逃げて、白足袋を汚さなかった。
映像の印象は鮮明で、記憶は長く消えない。
以来じつに40年の長きにわたり、私は水溜りの道を内股で歩いているわけである。
効果があるか、ないかは、もうどうでもいい。
ただ、あのときテレビを見ていた人が、どこかで同じように歩いているかもしれないと考えると、雨の日が少しだけ、楽しくなる。

(ウルトラアイと言ってもこっちではない)

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昔は舗装されてない道も多かったから、泥ハネはしょっちゅうだったが、同じように学校に行って帰る友だちの中でも、私の泥ハネはひどかった。
まったく…どんな歩き方してるんだか…
雨が降るたび、母に叱られたものだ。
大人になった今は、さすがにそんなことはない。
舗装した路面にも、晴れた日は見えない凸凹があって、凸の部分を選んで歩く。おしゃべりに夢中だった子供時代に比べれば
アタシも進歩したもんだ…
そんなことを思いつつ、水溜りをまたいだら、もうひとつ気づいて、おかしくなった。
内股になってるな
理由は分かっている。ウルトラアイだ。
NHKの科学教養番組「ウルトラアイ」。
身近な問題をテーマに、科学的な検証や実験を行い、生活の中の疑問を解決する番組だった。
見ていた私は中学生か高校生だったか、泥ハネがテーマの回があった。
その検証によると、泥ハネは、一方の足が上がるとき、反対の足につくのだという。つまり右足についたハネは、左足が上げたものなのだ。
それを防ぐには内股歩きがよい、という。
スローモーションカメラが和装女性の足元をとらえ、内股の草履の底についた泥は、みごとに左右に逃げて、白足袋を汚さなかった。
映像の印象は鮮明で、記憶は長く消えない。
以来じつに40年の長きにわたり、私は水溜りの道を内股で歩いているわけである。
効果があるか、ないかは、もうどうでもいい。
ただ、あのときテレビを見ていた人が、どこかで同じように歩いているかもしれないと考えると、雨の日が少しだけ、楽しくなる。

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泥がつく人と、つかない人がいるので、歩き方に関係があるような気がしますが。
自分は気をつけて歩いていても、レインブーツを履いてる人がバシャバシャ歩いていて、その泥ハネがかかってしまう二次的被害もあったりするので困ります。
最近は泥はねしなくなったと思ったらすり足になってました。
年を取ると足も上がらなくなるんですね。
なおウルトラアイはウルトラセブンの企画時の名前で、必殺武器アイスラッガーはその名残です。
実はここまで書いといて、番組の結論が内股やったかどうか、ちょっとおぼろげなんです。
ゲストに三林京子さんがいてはったのは覚えてるんですけどね~(笑)。
すり足になるとつまずきやすいらしいですね。
母のために、つま先が上がった「転ばない靴」を買いました。
レンズはさぐるも覚えています。
ウルトラアイが生活情報番組に近かったのに比べれば、科学寄りで学習番組色が強かった記憶がありますね。