あてなの話。
さて年賀状準備の続き。
昨日は印刷だけで疲れ果て、宛名書きは今日になった。
公私ともに手書きは減る一方のこのごろ、まとまって字を書く貴重な機会。今年の年賀状を見ながら、ヘタクソなりに1枚1枚記していく。
知ってる人の名前、知らない街の住所。いい人の住む街の名は、素敵に見える。
アイウエオ順に束ねた今年の年賀状、最後のワタナベさんまで宛名を書き終えたら
ふー…
ちょっと寂しいため息が出た。
3年前まで、最後の1枚はセンセイだった。
小学校5年を担任してくださった、私の恩師。
黒板で見慣れた達筆は、リタイアされても変わることなく、毎年の年賀状で先生の美しい字を拝見すると、ピリリと緊張するものがあった。
子供のころセンセイに何度も直された癖字が、直らぬままに大人になってしまった私の、せめてもの努力、それが
センセイのハガキは最後に
だったのである。
日ごろ横着して字を書かない私も、何十枚かの宛名を書くうちに、多少は書き慣れてマシになる。
だから、アイウエオ順では前半になるセンセイのハガキは、いつも最後に書く。
そんな習慣も、途絶えて3年。
私が出した年賀状が、あて所不明で戻ってきたのだ。(→もどった話。)
施設に入られたか、亡くなったか。知りたくないから、それは調べない。
記憶の中のセンセイは、今も黒板の前で、すっと背筋を伸ばして立っておられる。


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昨日は印刷だけで疲れ果て、宛名書きは今日になった。
公私ともに手書きは減る一方のこのごろ、まとまって字を書く貴重な機会。今年の年賀状を見ながら、ヘタクソなりに1枚1枚記していく。
知ってる人の名前、知らない街の住所。いい人の住む街の名は、素敵に見える。
アイウエオ順に束ねた今年の年賀状、最後のワタナベさんまで宛名を書き終えたら
ふー…
ちょっと寂しいため息が出た。
3年前まで、最後の1枚はセンセイだった。
小学校5年を担任してくださった、私の恩師。
黒板で見慣れた達筆は、リタイアされても変わることなく、毎年の年賀状で先生の美しい字を拝見すると、ピリリと緊張するものがあった。
子供のころセンセイに何度も直された癖字が、直らぬままに大人になってしまった私の、せめてもの努力、それが
センセイのハガキは最後に
だったのである。
日ごろ横着して字を書かない私も、何十枚かの宛名を書くうちに、多少は書き慣れてマシになる。
だから、アイウエオ順では前半になるセンセイのハガキは、いつも最後に書く。
そんな習慣も、途絶えて3年。
私が出した年賀状が、あて所不明で戻ってきたのだ。(→もどった話。)
施設に入られたか、亡くなったか。知りたくないから、それは調べない。
記憶の中のセンセイは、今も黒板の前で、すっと背筋を伸ばして立っておられる。


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昭和も私が生まれるより前の様子を、のらくろみたいな漫画にして描いて送って下さっていました。
いつの頃からか返信が来なくなりました。
どうなさっているかなぁ。
書く枚数も年々少なくなっていくのは寂しいものですね。
昔好きだった人は今年も元気でいるかな?
自分も、小学校時代 3年生のときに担任して頂いた、大好きだった先生がおられて、50年以上経ってある日、初めて電話を頂いたことがありました。
〇〇さんですか? 〇〇です。元気にしてらっしゃいますか?
あの頃の〇〇さんとのことを思って、電話でお話したくて電話しました。
ほんとにビックリして、また嬉しかったです。
その先生が、5年ほど経って亡くなられたことを新聞の訃報欄で知って とても哀しくて泣いたことを思い出しました。
わー素敵!そんなお葉書いただけると、うれしいですよね。
どうなさっているんでしょう。心配ですね。
年に一度、安否を確認し合うというのもいいですよね。
それくらいの薄ーいお付き合いも悪くないと思います。
何かをきっかけにももPAPA様のことを思い出してくださったんですね。
先生って、生徒のことを本当によく覚えていらして、感心します。単に仕事だから、というのでもない気がします。
何かとドライになっていく世の中で、私のような人間は化石同然かと思っていましたが、3年前までの話とはいえ、お仲間を確認できて嬉しかったです^^ なんかホッとしました。