まぼろし話。
昼間のスーパーにやけに子供が多いと思ったら、もう夏休みだ。
今でこそ出不精になったが、昔は子供を連れて、人並みに夏休みの旅行もした。
よく出かけたのは、私鉄沿線の海辺の町。
海水浴場があり、水族館があり、大きな神社とこじんまりした遊園地があって、いつも楽しめた。
そんなある年の旅の始まりで、私はマボロシを見たのである。
ホテルの送迎バスは、海沿いのドライブウェイを快調に飛ばしていた。
お天気は良し、車窓には光る海。子供たちは海側の窓にくぎ付けだ。
山側の斜面に目をやると、そちらには民宿やお食事処の看板が並んで、夏の陽光に焼けて色褪せたイセエビの絵が、旅情をそそる。
中の1枚、白いブリキに黒のペンキで、シロートっぽく書かれた文字に
牡蠣氷
私は目を疑った。
かき氷といえば、ご存じの通り、削った氷にシロップをかけた夏のお楽しみである。

まさか、この上に牡蠣を?
もう少し情報を得ようと身を乗り出したが、バスはあっという間に看板を通過。
以来、牡蠣氷は私にとってマボロシの存在で、見間違いだったのでは、という気もしていた。
思いついて10年越しに検索をかけてみたところ
牡蠣氷は、シャーベットの様な食感を楽しめる 生食用冷凍牡蠣です。 一番美味しい時期の牡蠣を、 牡蠣の細胞を壊さずに、急速液体冷凍しました。(→やま栄水産 牡蠣氷)
単なる美味しいものであった。
ホッとしたような、ちょっと残念なような。
本日7月25日、かき氷の日。

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今でこそ出不精になったが、昔は子供を連れて、人並みに夏休みの旅行もした。
よく出かけたのは、私鉄沿線の海辺の町。
海水浴場があり、水族館があり、大きな神社とこじんまりした遊園地があって、いつも楽しめた。
そんなある年の旅の始まりで、私はマボロシを見たのである。
ホテルの送迎バスは、海沿いのドライブウェイを快調に飛ばしていた。
お天気は良し、車窓には光る海。子供たちは海側の窓にくぎ付けだ。
山側の斜面に目をやると、そちらには民宿やお食事処の看板が並んで、夏の陽光に焼けて色褪せたイセエビの絵が、旅情をそそる。
中の1枚、白いブリキに黒のペンキで、シロートっぽく書かれた文字に
牡蠣氷
私は目を疑った。
かき氷といえば、ご存じの通り、削った氷にシロップをかけた夏のお楽しみである。

まさか、この上に牡蠣を?
もう少し情報を得ようと身を乗り出したが、バスはあっという間に看板を通過。
以来、牡蠣氷は私にとってマボロシの存在で、見間違いだったのでは、という気もしていた。
思いついて10年越しに検索をかけてみたところ
牡蠣氷は、シャーベットの様な食感を楽しめる 生食用冷凍牡蠣です。 一番美味しい時期の牡蠣を、 牡蠣の細胞を壊さずに、急速液体冷凍しました。(→やま栄水産 牡蠣氷)
単なる美味しいものであった。
ホッとしたような、ちょっと残念なような。
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でも一瞬見ただけなら???
バスを降りて確かめたい衝動にかられそう(笑)
私は父に夏は琵琶湖に連れてってもらいました。やっすい保養所かなんかあって。
昔は車もなかったし、親が泳ぎが得意なわけでもないのに連れて行くのは大変だったよなぁ、と遠い目。
かき氷かぶってしまいましたね。
食事処の看板での「牡蠣氷」だったら変換間違いって事はないですよね。
牡蠣は生で食べるんですが 美味しんですかね!。
一瞬頭をよぎったのは お腹壊しはしないかとの!年寄の冷や水でした。
日本的な思考で出来た商品のようですね。
頭に浮かんだのは、甘い氷の上に生牡蠣が、どんっと乗せてある不気味な食べ物でした^^;
その幻の牡蠣氷を求めて、ふらり旅に出たのかなぁ~と思ってしまいました。
うちの子たちは伊勢志摩ですが、私が子供のころは小豆島でした。
行き先決めとくと楽なんですよね、親が(笑)。
お店で生ガキをとると氷の上に載ってきますよね。
でも夏場は生ものはちょっとね。
生ガキは当たりはずれがあったりしますよね。
私はカキフライが好きです。
HP見たら大きい会社っぽいんですけど、私が見た看板は手書きでめっちゃ怪しかったんですよ。
あれ見て食べたいとは思わないと思うなァ。