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へっぽこ話。

というわけで(→とびだす話。)、今日はホントに通院。

いつもなら先生の奥様がどっしりと構えておられる受付に、見慣れない人がいた。

30代後半くらいか、きれいに化粧した美人だ。

このご時世に新規採用か~

保険証と診察券をトレイに入れて、手首を出す。むろん体温測定のためである。

おはようございま~す 

新顔受付嬢はトレイをとったと思うと、そのまま奥に引っ込んでしまった。ガーとコピー機の音が聞こえる。

残されたのは、カウンターに伸ばした私の手首。

おーい!引っ込む前にピッとして行け、ピッと!

この時点で、すでに予感があった。

この人、へっぽこなのでは…

私も粗忽なほうなので、エラそうには言えない。ただ同類はなんとなくわかるのである。

やがて看護師さんに名前を呼ばれて、診察室に入った。

いつも通りの診察がスムースに終わって、待合室で処方箋と精算を待っていると、くだんの受付嬢がバタバタとやってきて

スミマセン…保険証お願いできますか?

ヒソヒソ声で言う。

この医院は受付の時診察券と保険証を渡し、帰りに返してもらうので、私の手元に保険証は無い。

えっと… さっきお渡しして コピーとっておられましたよ?

ハッ!

どうやらコピー機にはさんだままだったらしい。

このあたりの短期記憶の曖昧さが、へっぽこの、へっぽこたるゆえんである。

ともかく精算が終わり、また受付に呼ばれたときは

次は何かしら…

ちょっと楽しみな気分だった。

あんのじょう、1480円の支払に2千円を出したら、パタパタ電卓をたたいたあげく580円をよこしたので、多いですよと60円返したら

キャッ…

かわいい悲鳴。

通院は月1回。さて、へっぽこ嬢は、来月もいるだろうか?

へっぽこせんせいそのた
(しかし先生がへっぽこなのは困る)



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ごきんじょ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2022/08/24 11:30
コメント
うちの母がこんなんやったかも。若いときほんの1、2年働いただけで、辞めて結婚しました。

ホチキスを止めるのに上下間違えるとか、そういうことをやらかすんですよね。

おかげで不出来な娘も、「私よりましやん。」と持ち上げてくれます。
No title
ははは、本当にへっぽこ!
でも、ぢょん でんばあさんだから保険証も問題無しでしたが、、
私なら「あれ?」とか言いながらバッグの中を探りそうです。
No title
次回が楽しみですね。
いくらか成長してるかな?
なんか、憎めないですね。
No title
仕事の出来、云々よりも
愛嬌の良さで採用となったのではないでしょうか・・・
もし辞めさせられていたなら
へっぽこ嬢、ウちで採用したいぐらいです。
(とくに「美人」という言葉に魅かれました)

Re: タイトルなし
うさきち様

うちの母も社会人経験がほとんどないんですよね。

そんな感じやろなーと思ったりします。
Re: No title
太巻きおばば様

同じ医院に通い出してもう10年になります。

月に一度とはいえ、流れが身についてるんですね。
Re: No title
Carlos様

そうなんですよ。そんなに若い子でもないのに、かわいらしい。

怖い人に怒られてないか心配になります。
Re: No title
道の駅あつみ様

いやいや、のんびりした個人医院であの感じですよ。

賑わう道の駅では、いくら美人でも、とても務まらないと思います。

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