ことりの話。
前回に続き、昔飼ってた動物の話。
金魚もそうだけど、うちで飼うとどうも動物が個性的に育つ。
ある時、文鳥と十姉妹を同じ籠に入れたら、でっかい文鳥がちっこい十姉妹のアタマをつついて、毛無しのハゲハゲにしてしまった。
仲が悪いな~とみんな思ったのだが、あにはからんや、ヤツらは飼い主の承諾も得ず、番っていやがったのだ。
ケンカと思ったアタマつんつんは、文鳥の愛情表現だったのである。
二羽のどっちかが産卵し、やがてハーフの小鳥が続々と生まれた。名付けて「ブンシマツ」。
十姉妹のようにかわいくて、文鳥のように色のきれいな小鳥…ならよかったけど、そうならないのが我が家。こいつらは何羽生まれても全員、文鳥のように図体がでかくやかましく、十姉妹のように地味~な色の、とりえのない小鳥になる。
私が夏休みの写生でブンシマツの絵を描き、先生に「こんな鳥はいない!」と言われるなど、とかくもんちゃくのタネになり、飼っててロクなことはなかった。
ところで、オスメス不明だったブンシマツの両親だが、後日文鳥が産卵している現場が目撃され、ハゲたチビの十姉妹は、どでかいブンシマツどものおとっつぁんであることが判明した。
おとっつぁんは完全に体格負けの女房につつかれながらも、営々と子作りに励み、ブサイクな子どもをいっぱい作って、けっこう長生きした。
ブンシマツどもには何の愛着もないが、十姉妹おとっつぁんの生涯を思う時、ある種の感慨がなくもない。
金魚もそうだけど、うちで飼うとどうも動物が個性的に育つ。
ある時、文鳥と十姉妹を同じ籠に入れたら、でっかい文鳥がちっこい十姉妹のアタマをつついて、毛無しのハゲハゲにしてしまった。
仲が悪いな~とみんな思ったのだが、あにはからんや、ヤツらは飼い主の承諾も得ず、番っていやがったのだ。
ケンカと思ったアタマつんつんは、文鳥の愛情表現だったのである。
二羽のどっちかが産卵し、やがてハーフの小鳥が続々と生まれた。名付けて「ブンシマツ」。
十姉妹のようにかわいくて、文鳥のように色のきれいな小鳥…ならよかったけど、そうならないのが我が家。こいつらは何羽生まれても全員、文鳥のように図体がでかくやかましく、十姉妹のように地味~な色の、とりえのない小鳥になる。
私が夏休みの写生でブンシマツの絵を描き、先生に「こんな鳥はいない!」と言われるなど、とかくもんちゃくのタネになり、飼っててロクなことはなかった。
ところで、オスメス不明だったブンシマツの両親だが、後日文鳥が産卵している現場が目撃され、ハゲたチビの十姉妹は、どでかいブンシマツどものおとっつぁんであることが判明した。
おとっつぁんは完全に体格負けの女房につつかれながらも、営々と子作りに励み、ブサイクな子どもをいっぱい作って、けっこう長生きした。
ブンシマツどもには何の愛着もないが、十姉妹おとっつぁんの生涯を思う時、ある種の感慨がなくもない。
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