おさがり話。
ムスコが中学を卒業した。
ブタ小屋のようにキタナイ部屋を、高校の物品が来る前に片づけねばならない。
一文字もやっていない進研ゼミの教材を紐でしばっていると、月々払った6千円が惜しまれて、元気玉のような怒りのカタマリが込み上げてくるが、それでも行ける高校があった事実を思い、なんとかガマンする。
ムスコは、進研ゼミのみならず、中学生活全体に非常に不熱心であったため、あらゆる用品がキレイなままである。
クローゼットから出てきた体育館履きも、足に履かず手にはめていたのかと思うくらい傷んでいなかった。
サイズもいいし、ダサめのラインやひもで結ぶ型が、昔のボウリングシューズのようでちょっとかわいいので
これ私履くし、もらうよ!
と言うと、珍しく語気強く
みっともない、やめてくれ!
と断られた。何がみっともないのか聞くと
いるんだ、おさがり着たオヤジが!
ムスコの中学のジャージは、スポーツ用品店の売れ残りを、騙されて売りつけられたとしか思えない、ヘーンな青紫。
ところが、見間違いようのないその青紫で全身を固め、近所をジョギングしているオジサンがいるらしい。
大丈夫、私ジョギングしないし。家から離れて、電車乗って、ヨソに履いて行くから!
と、説得してしぶしぶ了承させた。
しかしこういうの「おさがり」でいいのかな。
親から子供なら「おさがり」だけど、逆だから「おあがり」?
ブタ小屋のようにキタナイ部屋を、高校の物品が来る前に片づけねばならない。
一文字もやっていない進研ゼミの教材を紐でしばっていると、月々払った6千円が惜しまれて、元気玉のような怒りのカタマリが込み上げてくるが、それでも行ける高校があった事実を思い、なんとかガマンする。
ムスコは、進研ゼミのみならず、中学生活全体に非常に不熱心であったため、あらゆる用品がキレイなままである。
クローゼットから出てきた体育館履きも、足に履かず手にはめていたのかと思うくらい傷んでいなかった。
サイズもいいし、ダサめのラインやひもで結ぶ型が、昔のボウリングシューズのようでちょっとかわいいので
これ私履くし、もらうよ!
と言うと、珍しく語気強く
みっともない、やめてくれ!
と断られた。何がみっともないのか聞くと
いるんだ、おさがり着たオヤジが!
ムスコの中学のジャージは、スポーツ用品店の売れ残りを、騙されて売りつけられたとしか思えない、ヘーンな青紫。
ところが、見間違いようのないその青紫で全身を固め、近所をジョギングしているオジサンがいるらしい。
大丈夫、私ジョギングしないし。家から離れて、電車乗って、ヨソに履いて行くから!
と、説得してしぶしぶ了承させた。
しかしこういうの「おさがり」でいいのかな。
親から子供なら「おさがり」だけど、逆だから「おあがり」?
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以前夫が息子の高校のジャージを着て近所をあるいていたら同じジャージの人に出会ったといっていました お互いに気がついたようです
社会人になった今でも着なくなった衣類は「おあがり」でもらっています
問題はサイズですが全く問題がないようなので羨ましい限りです
小さくなって履けなくなった、まだ新品みたいなスニーカーを
「おあがり」で姑に差し上げ、
彼女のグランドゴルフ用にしたことがありました。
姑は大会で優勝だったかなあ、活躍していました。
身長が152cmなので、小学5〜6年生の頃のパンツは
ピッタリサイズで作業用に履き潰しましたね。
通学路で朝に玄関先に後ろ向きに立っていたら
「おい!早く行かんと 遅れるぞ!」って
急ぎ足の 先生に声かけられたと言う話を聞いた事を
思い出しました。
今 176cmの息子の服の淡い色のはリフォームしましたが食べこぼしのシミをたくさん付けてしまい
すぐ 着れなくなりました。
私は、息子の靴は履けますが、衣類は絶対無理です(笑)。
顔はそっくりですが、身体の幅は全然違うのです。
うちの母はよく服をくれますが、私がほっそりしていた時代のイメージがあるのか、ぱっつぱつで着られません。
学校指定の靴はお値段もけっこうするので、「あと半年だけ、なんとかもってくれ~」とか、祈る気持ちでした。そんな気持ちをよそに、子どもは勝手にデカくなります。
それにしても活動的なお姑様で、なによりです。レインボウ様も負けずに「半裸ダンス」で鍛えてください!
私の母は私よりだいぶ小柄なので、母からのおさがりももらえないのです。
母は目分量で「大きいからあなたにちょうどいいかと思って」とテキトーな衣類を買ってきますが、親の欲目か、大きいといっても私にはまだ小さすぎるのです。
そういうのは娘に回します。
子どもとお母さんを間違えてしまった先生はさぞ気まずかったことでしょう。
「おあがり」は校区外で!
京都は学生時分に住んでおりました。住んじゃうと意外にウロウロしないものですね。行ったことのない場所がいっぱいあるまま、引っ越してしまいました。
今の住まいも観光地が近いのですが、行事の時には逆に出歩かないようにしよう、と思ってしまいますね。
遊びに来られる方のほうが、地元にお詳しいので、嬉しいような情けないような…。