かまとと話。
ああ～、今日アベッチかあ～…
シフト表を見て、ため息交じりの声が出た。
それなりの人生修業は積んできた私の、唯一の苦手。それがアベさん。
普通に応対し、平常心を保つよう努力しているが、傍から見ると分かるらしく、事情を知る人は、私の天敵と呼ぶ。
今日も今日とて、ヒラヒラフリフリとアベさんが寄ってきた。
彼女の趣味はナチュラル＆ガーリー。白とレースに包まれ、泡のようにフワフワしている。
(ヘアスタイルもゆるふわ巻きですよ～♥)
ねーねー♥ 昨日どこ行ったと思いますう？
いたずらっぽい表情で問いかけるが、ノーヒントで当てられるほど親しくないし、そもそも彼女がどこに行こうとどーでもいい。
さあ… わかりません
んー じゃあヒント♥
いやいやヒント要らんし。
不毛なやりとりのあと、全っ然キョーミないおしゃれカフェの話が延々と続く。
仕事がはじまり、ホッとしたのもつかの間。
ねーねー♥ これってどーでしたっけー？
あの、前回と同じのですよね…
んー♥ 急にわかんなくなってー 手伝ってもらえませーん？
こないだはちゃんとお一人でできてましたよ 前回通りでお願いします
ヤダー♥ なんか冷たい言い方ー♥
口をとがらせ、胸元にグーを作ってクネクネしている。
あたしゃアンタの彼氏じゃないよ、と思うが、もちろん口には出せない。
アベさんはべつに仕事の出来ない人ではない。手助けなんか要らないのだ。
もっと言えば、彼女は私よりずっと先輩。ご主人もお子さんもお孫さんもいる。
なんであんなに始終かまってほしいのか、わからない。
天敵アベッチを、私はひそかに嬢ちゃんばあちゃんと呼んでいる。
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シフト表を見て、ため息交じりの声が出た。
それなりの人生修業は積んできた私の、唯一の苦手。それがアベさん。
普通に応対し、平常心を保つよう努力しているが、傍から見ると分かるらしく、事情を知る人は、私の天敵と呼ぶ。
今日も今日とて、ヒラヒラフリフリとアベさんが寄ってきた。
彼女の趣味はナチュラル＆ガーリー。白とレースに包まれ、泡のようにフワフワしている。
(ヘアスタイルもゆるふわ巻きですよ～♥)
ねーねー♥ 昨日どこ行ったと思いますう？
いたずらっぽい表情で問いかけるが、ノーヒントで当てられるほど親しくないし、そもそも彼女がどこに行こうとどーでもいい。
さあ… わかりません
んー じゃあヒント♥
いやいやヒント要らんし。
不毛なやりとりのあと、全っ然キョーミないおしゃれカフェの話が延々と続く。
仕事がはじまり、ホッとしたのもつかの間。
ねーねー♥ これってどーでしたっけー？
あの、前回と同じのですよね…
んー♥ 急にわかんなくなってー 手伝ってもらえませーん？
こないだはちゃんとお一人でできてましたよ 前回通りでお願いします
ヤダー♥ なんか冷たい言い方ー♥
口をとがらせ、胸元にグーを作ってクネクネしている。
あたしゃアンタの彼氏じゃないよ、と思うが、もちろん口には出せない。
アベさんはべつに仕事の出来ない人ではない。手助けなんか要らないのだ。
もっと言えば、彼女は私よりずっと先輩。ご主人もお子さんもお孫さんもいる。
なんであんなに始終かまってほしいのか、わからない。
天敵アベッチを、私はひそかに嬢ちゃんばあちゃんと呼んでいる。
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組織の中にいると、一人や二人は苦手な人がいますよね。
いわゆる「相性」の悪い人ですね。
私はすでに完全リタイア組なので、
そういう人には近づかないようにできるのですが、
現職ではそうもいきませんね。
ま、そういう人と一つ屋根の下で暮らさずに済んだだけ
ヨカッタと思ってくださいませ。
「人生は修行です」（トホホ）
てっきり二十代かせいぜい三十代のアベッチかと思ってました。
お孫さんもいるって・・・・絶句です（笑）
というか、でんばーさんにとっては、笑い事じゃないですよね。
私だったら、キショイからクネクネするのやめろ！と一喝して、その後二度と口をきいてもらえなくなりそうな・・・
いつまでも歳を取りそうにない
若々しさを保った女性じゃあないですか！
若かりし頃は世の男性族が周りにいっぱいだったのでしょうね～！
甘い香りを今でも振りまいているのでしょうね。
僕もダメ！こういう女性は（笑）
妻という女性を見続けてきたので
このタイプには近づきたくないです（笑）
妻とは１８０度違うタイプさんです（笑）
まったく、人生は修行ですね。
私は人見知りもありませんし、この人キライと思ってもそれなりに付き合えると思っていたのですが、この人ばかりはダメ。
不思議なのはその気持ちが一向に相手に伝わらないんですね。ナカヨシと思われているみたいです。
年齢にしては若々しいしおきれいなんですよ。
たぶん周囲にちやほやされたお美しい若い時の感覚のままオバサンになってらっしゃるんでしょうね。
この方のご主人がどんな方なのか見てみたい、と思っています。
ハハハ…この国の上のほうにも天敵アベッチがいましたね。
あの方はお坊ちゃんおじさんという感じでしょうか。
お近くにこういう人がいなくてよろしかったですね。
この人を若い時の意識のまま保存し続けたご主人、ご家庭に興味がわいてきました。
きっとおうちでもお姫様のようにちやほやされてらっしゃるのでしょうか。
えーっと、お嬢はぢょん でんばあ様が好きなんです。
恋愛感情があるようです。
ひゅーっ！
えー、やだー！
いくら寂しい独り者といっても、選ぶ権利はある。きっぱりお断りします！