きんしの話。
本日土用丑。
土曜日なので、ご家族でウナギを召し上がる家も多かろうし、「土曜牛」と間違えるお子様も、全国に3千人くらいはいそうだ。
ケチでビンボーな私はもちろん、土用丑だからといってウナギは食べない。
それでも、土用でも丑でもない日に、安く手に入れば、食べることもある。
うちのウナギはいつも、細く切った玉子焼きを振りかけた錦糸丼。
実家の母が大昔、どこやらのウナギ屋で、ウナギの下に錦糸玉子を敷いたうな重を食べ、これはいい!とマネをするようになったらしい。
もちろん家の錦糸丼は、お店のよりはるかに玉子の比率が高い。
ドンブリ一杯のご飯が食べられるほどウナギがない時、玉子でカサ増しするわけだ。
薄く焼いた玉子を細く切って、錦の糸と呼ぶなんて、日本人ってシャレてるなあ、とも思う。
京都の某所に錦糸丼が名物の店がある。
ところがこの店の丼は、まず玉子が厚焼きで、そのうえ切らないまま、ウナギを隠すように、べたんと上にのっている。

心の狭い私は、こういうのにゆえなく反感を持つ悪い癖がある。
しかもこの錦糸丼、ウナギだけのうな丼と同じ値段なのだ。
原価を考えると、ムムム…だし、だいいち玉子でカサ増ししたうな丼なら、家で食べている。
昔から何度も前を通るが、そんなわけで入ったことのないまま何十年も経つ。
先日、街ブラの番組を見ていたら、セレブ風おばあさんタレントがこの店を紹介していた。
思ったことをなんでも口に出すおばあさんは、名物錦糸丼を前にまず
あら~ ウナギが無いわぁ~ ウナギはどこ~?
と騒いだ。店主が慇懃な京都弁でもったいつけて
玉子焼きの下にしのばせてございます
と答えると、箸でべろんと玉子をめくり
ウナギが少ないわネ~
さすがにどぎまぎした様子の店主が、それでも
昔は玉子が貴重品でございまして、お客様にお喜びいただくために…
果敢に京の伝統をアピールしたが、彼女は気にもとめず
ウナギが少ないわ ウナギ追加してちょうだい
と言い放った。店主はしかたなく丼を持って引っ込んでいく。
このおばあさんタレントは好きではないし、お店にも何の恨みもないのだが、ちょっとスカッとしたことは否定しない。

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土曜日なので、ご家族でウナギを召し上がる家も多かろうし、「土曜牛」と間違えるお子様も、全国に3千人くらいはいそうだ。
ケチでビンボーな私はもちろん、土用丑だからといってウナギは食べない。
それでも、土用でも丑でもない日に、安く手に入れば、食べることもある。
うちのウナギはいつも、細く切った玉子焼きを振りかけた錦糸丼。
実家の母が大昔、どこやらのウナギ屋で、ウナギの下に錦糸玉子を敷いたうな重を食べ、これはいい!とマネをするようになったらしい。
もちろん家の錦糸丼は、お店のよりはるかに玉子の比率が高い。
ドンブリ一杯のご飯が食べられるほどウナギがない時、玉子でカサ増しするわけだ。
薄く焼いた玉子を細く切って、錦の糸と呼ぶなんて、日本人ってシャレてるなあ、とも思う。
京都の某所に錦糸丼が名物の店がある。
ところがこの店の丼は、まず玉子が厚焼きで、そのうえ切らないまま、ウナギを隠すように、べたんと上にのっている。

心の狭い私は、こういうのにゆえなく反感を持つ悪い癖がある。
しかもこの錦糸丼、ウナギだけのうな丼と同じ値段なのだ。
原価を考えると、ムムム…だし、だいいち玉子でカサ増ししたうな丼なら、家で食べている。
昔から何度も前を通るが、そんなわけで入ったことのないまま何十年も経つ。
先日、街ブラの番組を見ていたら、セレブ風おばあさんタレントがこの店を紹介していた。
思ったことをなんでも口に出すおばあさんは、名物錦糸丼を前にまず
あら~ ウナギが無いわぁ~ ウナギはどこ~?
と騒いだ。店主が慇懃な京都弁でもったいつけて
玉子焼きの下にしのばせてございます
と答えると、箸でべろんと玉子をめくり
ウナギが少ないわネ~
さすがにどぎまぎした様子の店主が、それでも
昔は玉子が貴重品でございまして、お客様にお喜びいただくために…
果敢に京の伝統をアピールしたが、彼女は気にもとめず
ウナギが少ないわ ウナギ追加してちょうだい
と言い放った。店主はしかたなく丼を持って引っ込んでいく。
このおばあさんタレントは好きではないし、お店にも何の恨みもないのだが、ちょっとスカッとしたことは否定しない。

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錦糸丼ですか~知りませんでした。
せっかくのウナギの味が卵の味に負けそう。
私はウナギのたれをご飯にたっぷりかけて食べるのが好きです。
今日の夕飯は、ウナギらしい。
GO
母『うなぎ、高いなぁ~うちは中国産や』
おっちゃん『うちは、中国産あかんねん!家族が嫌がるんや』
母『へぇ~リッチやなぁ』
と普通の会話ですが、このおっちゃん、実は中国人らしいです(-.-)、本国の食べ物を信用できないらしいです。
嫌いだったウナギを、食べることができるようになってから、たまに食べていましたが、ある時(安物かなあ)何か食感の悪い油臭いのを食べてから、それがトラウマになり、せいろ蒸しだけしか食べられなくなりました。まあ別に食べられなくなっても困りませんけれど。
かっての職場に、ウナギは嫌いだけれど、タレは好き。ウナギのタレだけかけたうな丼(?)を好んで食べていた人がいました。
ウナギのお味はいかがでしたか?
玉子とウナギは合うんですよ。錦糸丼にするほどの量もない時は、刻んだウナギを出し巻きに巻き込んだ「う巻き」を作りますが、なかなかおいしいです。
ぜひお試しくださいませ。
アレルギーとまで行かなくても、合わない食べ物ってありますよね。
うちの娘はラーメン屋のラーメンを食べるとおなかが痛くなります。高級中華料理屋の五目ソバは大丈夫なのに、何が違うの不思議です。
セイコーマートって、セイコマっていうんでしょう?略称がカッコいいなあ。
わー、なんか時事コントみたいですね。面白い!
製造工程を知っているから信用できないのかなあ。怖いです。
ウナギのタレだけご飯、美味しいでしょうね。想像できます。
名前は「うなだれ丼」でいかがでしょうか。
うな丼の上に山椒の葉以外のモノをのせることはうなぎに対する冒瀆と考えます。
もちろん厚焼きをのせるなんて論外です。
うなぎの量の少なさを隠蔽する行為です。
おばさんタレントの発言は本質を突いています。
great!
私はかば焼きに山椒かけない派です。
山椒の葉の香りはタケノコにも合いますね。