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おもしろ話。

月に一度のお稽古で会う、ハマさんは話が面白い人である。

休憩の時、グループで机を囲んで、おしゃべりするのは楽しいものだが、彼女の話があまりにも面白いので、他の人はあまり話さなくなってしまった。

今ではこの時間は、ハマ劇場と呼ばれている。

内容としてはさしたることではなく、実家の話、仕事で見た話、お子さんの話、そんなもの。

しかしハマさんの話は、単なる近況報告の域を超えているのだ。

毎度毎度、まさかそんなことが!という驚嘆があり、そりゃいかん!という憤懣があり、うっそーシンジラレナイ!という唖然茫然があり、あげくにダハハ…となるオチがある。

その話術とサービス精神は、お見事としか言いようがない。

しかもバラエティー豊富で、無尽蔵に次々と新しい話が出てくる。。

お義父さんの宝くじの話や、息子さんの元カノが勝手口に忍んできた話など、今も話題に上る殿堂入りのネタもあるほどだ。

そんなことが続いて、もうすぐ2年。

これまで毎月楽しみにしていたのだが、ここにきて次第に雲行きが変わってきた。

飽きてきたというわけじゃなく、ハマさんの話は相変わらず面白いのだが、笑いの間に

そこまで面白くなくていいのに…

という、疲れを含んだビミョーな空気が流れる。

アリテーに言って満腹状態なのだ。

さんざ笑わせてもらっておいていまさらナンだが、シロートがあまり面白いのも、ちょっと品がないんじゃないか、なんてヒドイことを考える。

笑うことはいいことだと皆思っているが、ホントのところ、そんなに毎回毎回、爆笑がなくてもいい。

ほどほどに、クスクス、くらいで。

自戒をこめて、そんなことを考えた。

どりふだいばくしょう
(♪ど・ど・どりふのだいばくしょ~♬…ってマジメな顔だな!)



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/09/25 11:17
コメント
この面白い
話って難しいんですよね。
ネタその物も大切だし

話し方
単語の選択
間の取り方
オチの新鮮さ
そして聞き手に心理的負担をかけない

どれをとっても高等な技術を要します。
これらがすべていつもうまくいくのであればそれはもうプロです。
芸でありお金が取れます。
No title
おはおうございます
いるんですね~どこにも。話の中心になる人が・・・・
人を和ませるのは素晴らしい特技ですね。
ま~何事もほどほどがいいようで、鼻についてくると
かえって、鬱陶しくなることもありますからね。
No title
いつも読み逃げ申し訳ございません。
今日こそは書きます。書かせて頂きます。

ずばりこのハマさんは、関西のご出身ではないでしょうか?

私は大阪に住んでいますが、ここら辺は恐ろしいところです。
化粧が濃い、香水が臭い、などの悪口の中に“話にオチがない”というものもあります。

その昔、お局さんが新人の若い女の子に対して言っていたのを聞いて愕然としました。こんなことが悪口になるなんて。

そういうところに居たことがあるからこそ、ハマさんの話には必ずオチがあるのではないかと。
Re: この面白い
rockin'様

いやー、まあ、この件で言いたかったことは、フツーの人にプロ並みの面白い話などできなくてもいい!ってことなんですよ。

お稽古の合間にお茶を飲みながら、爆笑なんていらないんですよね。
Re: No title
Carlos様

そうなんですよ~、お分かりいただけますか?

私たちはお稽古に行ってるんで、笑いに行ってるわけじゃないんですよね。
Re: No title
服部夕音様

それがですねー、発言は標準語に翻訳しておりますんでわかりにくいかと思いますが、私は大阪人なんですよ。

住まいは奈良県で、お稽古に来てる人もほとんどは関西人です。

そして、この話の面白い人は愛知県の出身なんです。

オチのある話も結構ですが、そればかりでは嫌がられるという…。難しいですね。

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